萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

2019年&2020年

早12月末である。2018年末に愛車BRZで直線的に大阪入りし、淡路SAで胃を満たし、徳島のネットカフェで年を越し、大塚国際美術館を早歩きで鑑賞し、香川の丸亀城から折り返して、愛知県の犬山城明治村を散策したあとに、西伊豆において夕焼けに向かって快走して移動して疲弊した体を湯に浸けた後、峠を爆走して帰宅した年始から1年が経つ。

 

以下は2018年末に一年を総括した文章である。

2018年を総括すると「何をやってもうまくいかず、また前進することが出来ず、自分を見失った年」であった。間違いなくこの十年間で最も悪い一年である。ツキにも運にも見放されていたと感じるが、それは俺の所属長が朝礼で「幸運は汗への配当である」と名言を引用している通り、俺にはこの"汗"が圧倒的に足りなかった。また、こうなるべきであるという理想像に対して努力を怠った上に、外圧や周りの環境によって、自分の信念や今まで独自に形作ってきた価値観や経験や世界観が絶えず揺らいでいた。

翻って2019年度を総括すると、"充実した良い一年"であったと思う。良いと思えたのは、日常生活の大半を占める仕事での影響が大きく、自分の好きな仕事に携われて、能力向上のためにある程度の努力ができたことはこの一年の満足度に貢献している。プライベートの方はあまり変化はなく、むしろ活動は縮小気味であった。"成長"という言葉は昔からあまり好きではないが、仕事も勉強もコミュニケーション方法も身なりも色々変えていこうという意志はあり、実際にそれなりに前進できたのではないかと総評したい。以下では、昨年立てた2019年の抱負を引用しながら、項目ごとに一年を振り返る。

 

2019年振り返り

仕事

仕事を総括すると、勉強になることや感化されることが多い一年であった。

2019年4月に社会人三年目となった。就職活動期から希望し、第一志望としてた部署に配属され、職場も仕事内容も求められるレベルも環境もカルチャーも、全てが転職したかと思うくらいに大幅に変わった。業務の面白さ、個人のキャリアとしての成長性(市場価値向上)、大企業の収益性若しくは市場に直接且つ大きなインパクトを持つ職務であることから、給与面以外は概ね不満はない。逆に言うと、職務の収益貢献度合いや同業他社対比で圧倒的に割安と感じる給与面については、筆舌に尽くし難い不満を心に蔵している。

 

EXCEL、社内調整、イベント幹事等々の社会的に最低限求められているスキルについてはそれなりに上昇した。その一方で、本業である知的労働者としてのバリューを上げられた(周りから求められるレベル)かどうかについては疑問符がつく。いや、疑問符というよりも明確にダメであると自覚している。

 

優秀な上司・先輩方に色々教えてもらいながら仕事ができたこと、休日や平日の空き時間に自主的に勉強したことで、知識面はかなり幅広くなったと思う(幅が広いというだけで深さには言及していない)。しかし、海外マーケットや外国企業についての知識がほとんどないのは反省点。基本的にはマルチタスクのため、仕事の進め方や周りへの協力の仰ぎ方やスケジュール管理についても学びとなったことは多かった。

 

担当が多く残業が昨年度より格段に増えたので、給料は少し増えた。働き方改革というゴミ制度のせいで、残業できない分は家でやることも結構あった。有給休暇や時間休みを好きなときに取得したので、公私にメリハリをつけることができた。平日に休み過ぎて、会社外の人からはちゃんと仕事をしているのか疑われていた。

 

昨年の目標は以下。

どこの部署に配属されようとも知的労働者の端くれとして、英語や経済・市況くらいはしっかり勉強しなければならない。

先述した通り英語以外はそれなりにできたと思う。

 

柔道

仕事が忙しくなり、練習は週1~3程度と昨年度と比べて減少。下半期は、膝・腰・首など怪我まではいかないものの体を痛めることが多く、練習を中断する時期が多かったのは反省点である。スキル自体はそこまで変わってないと思う。ただ柔術を含めて寝技の練習は全くやらなかった。

 

2019年の抱負を振り返ると、

袖釣り系の担ぎ技、小内刈や小外刈のような投げるための足技、重量級にも軽量級にも対応できる組手、この三つは最低限しっかり意識してやっていくつもりである。また軽量級の生命線であるスピードも維持していかなければならない。

"強さ"と"しなやかさ"を両立した表現力の高いフィジカルを作りたい。

技術面では、組手・試合運び・巴投げについては常に向上心を持って取り組み、担ぎ系・足技も例年よりは意識して練習できたと思う。フィジカル面では、筋力増強はしなかったが、ストレッチは意識的にかつ時間をかけて行えた。

 

遊び

ドライブの頻度はかなり減った。ロングドライブはゴールデンウィークに北海道札幌市や下北半島、東北をまわったくらい。北海道に行ったことで47都道府県訪問を成し遂げた。

 

海外旅行を4年ぶりにした。夏季休暇を利用し、ウズベキスタンカザフスタンを一人旅した。東京→ソウル(トランジットが長く一時出国した)→タシケントサマルカンドタシケントアルマトイ→東京という行程。ウズベキスタンソ連感が強く、カザフスタンは現代的だった。ということで以下の目標は達成した。

2015年9月以来海外に出向いていないため焦りはあるが、今年は経済的にもスケジュール的にも難しかったので仕方がなかった。今年こそは中央アジアに訪問したい。

 

その他

一目惚れしたバッグが14万円ほどしたが買って満足した。高価であればよいというわけではないが、質感・ブランドともに満足。人生初のサングラス(EYEVAN)の購入もした。

 

2019年は読書量を増やしたい。今読み進めている三島由紀夫の「豊饒の海」全4巻、「木村政彦外伝」「企業参謀」「思考の整理学」等々の積読があるのでこの辺を読了して、余裕があれば久しぶりに学術書を読んでみたい。

これは読書量では達成、多様性の面では未達。自分の仕事に接する本だったりマーケットに関する本はある程度乱読できた。

 

2020年抱負

 2010年代が終わり、2020年となる。沢山の人にとって節目の年となると思うが、俺にとっても数字のキリがいいという理由以外に大事な一年となる。俺自身としても20代も終盤に差し掛かり、徐々にではあるが出来ること・将来の選択可能性が徐々に減っていく。本ブログ説明文にある通り、"Carpe diem"の精神を一層大切にしたい。

 

毎年、通年での目標を立てており、これまではほぼ目標=定量的な結果の目標という図式があったが、今年は結果に至るまでのプロセスや方策を重視したいと考えてる。

 

仕事・勉強

仕事と勉強を一つの項目としている理由は、俺の仕事は勉強と不可分であるからである。「仕事ができる」とは様々な意味を含むが、俺の考える仕事ができる=能力の高さとは、即ち市場価値の高さである。転職は常に視野にあるため、単純明快に「マーケットバリューを上げること」、これを2020年の目標にしたい。(市場価値をなぜ英語に言い換えたのかといいうツッコミはしっかりと受け止めたい)

 

社会人になると勉強は大きく、OJTと座学がある。この9カ月間はとにかく時間内に仕事を終えることに注力し、一つ一つの仕事に腰を据えて集中することがほとんどできなかった。最近になり人手不足はある程度解消し、以前よりは時間にゆとりができそうなので、On the Job Trainingについては、とにかく一つ一つを丁寧に考えて仕事をしていくことに限ると思う。また、OJTは座学という基盤がしっかりしてこそのものであるため、知識は絶えずアップデートし、補強すべきだと考えている。

 

PLAN

1.ビューを持つ、上司との対話の中でそれをぶつけて"議論"をする

2.レポートを読む量を増やす

3.英文を読む量を増やす

4.数理的なこと・制度的なことの知識を広く浅く集める

 

柔道

体を痛めることが多かったので、仕事の疲れも含めて身体のケアをこまめに行いたい。また個人・団体ともに試合にもなるべく多く出場したい。今年はストレッチはできたので、筋力を増強させたい。

 

 PLAN

1.なるべく多くの試合に出る(個人・団体)

2.ウェイトトレーニングを再開する

 

その他

1.振る舞いや表情、コミュニケーションの方法を意識的に変えていきたいと思っている。というより12月から少しずつ変えている。コミュニケーションは①日常会話、②仕事やそれに準ずることにおいて意思伝達・受信する能力、に大別できると思うが、そのどちらもマイナーチェンジをしていきたいと思っている。特に②のコミュニケーション能力を向上させたいが、自分の意思は持ち続け、「和して同ぜず」の精神を忘れずにいたい。

 

2.ストレスを溜めないようにしたい。公私を区別し、メリハリをつけていきたい。

 

3.ロングドライブでは、北海道稚内市のノシャップ岬に行きたい。