萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

2023年会計年度末考

弊社の会計期間は4/1-3/31で、この度社会人としての年次が1つ上がったので、これを期に雑に記したい。

 

  • ここ半年、仕事の消化量よりも流入量の方が大きく、タスクのbacklogが積み重なり続けるという無間地獄のような状況が続き、特に2月3月は常に時間に追われたこともあり、残業時間が平均的な日本人の3.5倍程度で着地した。最終的に年度末までにおおむね仕事を消化したため最後の1週間だけ余裕が出た。新しい年度が始まり、再びとめどなく仕事が流入するので、非常にexicitedしている(死んだ目でピースサイン)。働き方については個々人でコントロール可能なので、残業時間を3.5時間/日→2.5時間/日あたりまで減らしたい。というよりも本質的には、仕事があれば遅くまでやって、なければ早く切り上げるというメリハリをつけたいと考えている(これが真の意味のWLBと理解している)。総労働時間削減には、スキル向上による単位時間あたりのアウトプット効率化が土台となる。
  • 前会計年度において、仕事自体の反省点は正直あまりない。転職して以来、自由度と純度の高い環境で仕事をさせてもらっており、極力期待には応えたいと真面目に取り組んでいるので、成長曲線は緩やかになりつつも前進はできている。転職以後は守備範囲を広げることができたので、次のフェーズとしてはそれぞれの深度を追求したいと考えている。深みを出すには逆に、マクロ経済や国際情勢や金融規制といった広く大きい単位のインプットが必要となる。

 

  • 忙しいと可処分時間が惜しくなり無為な時間を作りたくなくなるので、仕事が忙しければ忙しいほど柔道やトレーニングにブーストがかかる特性が俺にはある。よって逆にこの仕事に追われている期間に、平日23時過ぎにジムへ行って上半身メニューに取り組んでいたため、筋肉肥大に繋がった。上半身のマシン4つを50分前後で終わらせるメニューであるため、ウェイトガチ勢のように限界まで追い込んでいる感じはないが、大胸筋や腕周りがやや厚くなったことや柔道の組手争いで筋力が向上したことが実感できる。
  • 柔道は基本的には土日の出稽古。ほぼ乱取りしかしていないが、練習の強度はそれなりに保たれている。食生活については、普段の食事の乱れなし、飲み会以外の飲酒0回と良好、体重はこの2年、67~68kgのレンジで安定的に推移しているが70kgは欲しい。

 

  • 平日・土日ともにほぼフル稼働している一方で、体にも気を遣っている。特に今まで以上に睡眠時間を確保するように意識している。これまで平日は4~5時間睡眠が多かったが最近は6時間を下回ることはなく、休日は昼寝を含めると7~10間は寝られている。また、このほかホットアイマスクを着用した仮眠、眼精疲労と上半身中心のマッサージ、入浴後のスキンケアなど、体のケアも心掛けている。

 

  • 車を買い替えた。今回の車は運転する楽しさ+居住性+デザインのバランス、総合点で選択。メーカーがFreude am Fahrenを標榜しているように、新しい車は単なる移動手段ではなくそれ自体が目的と思わせてくれる車である。先代のMAZDA・NDロードスターと比較すると人馬一体感や純粋な運転の楽しさではやや劣後するものの、キビキビした操舵性、安定した回頭性、どっしりした挙動、軽快な吹け上がりは満足なレベルで、箱根もスポーティに楽しく走ることができる。インテリア、エクステリアも控え目で目立ちすぎないのも良い。購入については、中古車のHPで条件をある程度絞ってモニタリング、条件通りのものが出てきた段階で、業者に連絡、現物を見て即契約した。車の売却についても、ターゲットの値段で売却できたので喜びを禁じ得なかった。NDロードスターは所有期間こそ短かったが、今まで乗った車の中で一番運転していて楽しかった。箱根や伊豆ドライブはもちろん、街乗りですら楽しかった。またいつかマニュアルのロードスターを購入したい。
  • 昨年行ったアウトドアだと、箱根、相模湖、宮ケ瀬湖、奥多摩、河口湖、伊豆など首都圏近場ドライブが中心。2023年は長距離ドライブをしなかったのが特徴的。夏頃には、ハイオクを満タン入れようとすると10,000円近くまで達するということもあり、価格上昇に対して非感応的な俺でもさすがに無計画に総走行距離だけ積み上げるドライブは躊躇するようになった。

 

  • 映画「Joker」は今まで鑑賞した作品の中でもかなり上位に入る作品であり、Joaquin Phoenixの演技力があまりにも素晴らしかったため、同氏が主演となる「Beau Is Afraid(ボーはおそれている)」を映画館で観た。細部まで良い感じに気持ち悪くそこが面白かったので、勢いで同じ監督の「ミッドサマー」を鑑賞。 リアルに潜む精神的異常性や内側からの恐怖という点で個人的には「Beau Is Afraid」の方が好み(ミッドサマーは外側からの怖さがある)。また、「ウィンストン・チャーチル」を観たことで世界大戦期の、戦場寄りの作品を観たくなり、ノルマンディ上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」を鑑賞予定。一番気になるのは、最近日本で上映するようになった「Oppenheimer」。ちなみに昨年観た映画で面白かったのは「Ace Ventura」と「RRR」。「Ace Ventura」は1990年代のアメリカ映画。Cannibal Corpseの"Hammer Smashed Face"をyoutubeで聴こうと思って検索し、たまたま表示されたサムネが面白そうで観た。ストーリーがどうこうというよりも、Jim Carreyの演じるキャラが小気味良く、コメディタッチでシンプルに面白かった。「RRR」は説明不要。邦画では「MONDAYS」が良かった。

 

  • 引っ越した。家賃が法外に高いが居住空間としてのレベルが全て向上したため、日常生活の満足度が高い。同時に日用品を少しグレードアップしたことで生活レベルが全体的に底上げされている。無駄な出費を減らすことにも成功しており、メリハリをつけることができた。
  • 国内におけるトピックの一つに賃上げがあるが、税金と社会保険料が高すぎるため、俺みたいに給与のみをインカムとして東京圏内で生活している者にとって、たとえ額面年収が1,000万あっても裕福には感じないのは全員が同意するところであろう。通勤時の満員電車や乗り換え時の人流も考慮すると、疲弊の方が大きい。国内で所得の議論になる時、給料額面と物価で語られることがほとんどのため、可処分所得にフォーカスがあたらず、実体を考察する上でほとんど意味を感じない(可処分所得ベースの分析は複雑で難しそうではある)。資産を持たず労働力のみで稼いでいる俺みたいなサラリーマンにとって、生活防衛としてのコストカットは引き続き重要スキルとなる。

 

  • 昨年WBCを観戦、野球を真剣に見るのは2009年のWBC以来で14年ぶりとなった。最近の野球事情は全く分からなかったが、吉田正尚、近藤健介、源田壮亮の技巧派3選手を好きになった。WBC終了後もシーズン中の大谷と吉田に関しては、ニュースとMLB公式のstatsをほぼ毎日追った。WBCの後は余韻に浸るために、昔個人的に好きだった野球選手(イチロー小坂誠松井稼頭央松中信彦など)の動画を振り返るようになった。近鉄北川博敏の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打は、今でも3年に1回くらいは観る(但し一番好きなシーンは観客のバンダナニキが嬉しさを噛みしめる場面)。
  • 上記の流れで、MLBドジャースパドレスの開幕戦をTVで観た。MLBでは様々なバックグラウンドのプレイヤーが入り混じりっているためか内輪感がなく、緊張感もあり、選手達の面構えが良い。マイナーリーグは地獄みたいな環境と聞くので、そのシビアさが覚悟に変わっているかと思われる。DodgersのMookie Bettsは非常に優秀な選手で、吉田正尚や近藤健介みたいな小柄なテクニシャンタイプが好きな俺にとって注目選手である。バッティングフォームの柔らかな感じと守備の際の器用さが天才的。ローズと小久保が加入したことで全員強打者となった2004年読売巨人軍を彷彿とさせる、Mookie BettsからTeoscar Hernándezまで全員長打が打てるDodgers打線が気になるため、ABEMAプレミアムに課金した。レギュラーシーズンの野球を観戦するのは約20年ぶりである。(一番見ていたのは2003-2004の巨人ファンの時、但し選手は阪神ダイエーが好きだった)