萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

You learn how to leap higher and you start challenging yourself to dig deeper

(タイトルは映画『15時17分パリ行き』から引用)

 

現部署に配属されて1か月半が経とうとしている。朝は早く夜は遅いという生活でなかなかブログを書いている時間を確保することができなかった。しかしこれでも「働かされている」という感覚が全くない俺はとうとう大学時代に蔑視していた立派な社畜になったのだろうか、それとも意思を有して価値を生み出そうとする知識労働者になることができたのだろうか。

 

入社3年目でかねてより志望していた部署に配属されることになり、超一流企業から引き抜かれた多くの優秀な上司達、そして優秀な同僚に囲まれて仕事をしている。現時点ではあらゆる業務に対する理解とスピード感が追いついていないながらも、必死に食らいついている。自分の意思に基づいて"選択"をして、競争の中で枠を勝ち取った仕事であるが、いやだからこそであるが、現段階では常にプレッシャーを感じており、その点に関しては同期社員も同じように感じているようである。

 

専門的な知識をはじめ、専門的知識を補完する教養や知識、PCスキルやEXCELスキル、語学力、対人折衝力、交渉力、仕事効率化などあらゆる面で能力の劣後を日々痛感しているが、逆に言えば、あらゆる面での高い成長機会を"毎日"得ていることになる。

 

配属初日、一人の管理者が新しく迎える社員たちに向かって言った「他社に引き抜かれるような人材になってほしい」という人を迎えることに最も適さないメッセージには驚かされたが、同時にそれが俺たちにとって最も励みになる言葉であることは言うまでもなく、「ハードだが成長はできる」ということを意味している。

 

日本国内を見れば、高齢化による社会保障費の増大・経済活動停滞化、長短金利操作つき金融政策の限界、グローバル環境での企業の競争激化、世界を見れば米中関係の不確実性、欧州経済の行き詰まりなど、厳しい環境下で収益を確保しなければならないため、俺は明日も6時過ぎに家を出発して頑張ろうと思う。