萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

映画(2018/2/23〜3/11)

3月に入り映画鑑賞速度が加速。これからまた公私共に忙しくなるため今のうち数を稼いでおきたいとのことで、"努力して"鑑賞した。

ミッドナイト・イン・パリ(2018/2/23) 7点/10点
作品の後半で各世代の登場人物が過去への憧憬を語っている場面があるが、先日観た「ローマの休日」であった「Well,life isn't always what one likes ,is it? (ままならないのが人生)」というセリフを思い出した。主人公を迎えに来る1920年代のプジョーが非常に洒落ていた。

15時17分、パリ行き(2018/3/2) 8点/10点
1年ぶりの映画館での鑑賞。作品としては好きだが、欧州旅行のくだりが長く同時に不必要に感じた。入隊のためのトレーニング、軍隊勤務中、銃口へ駆けていく場面のSpencer Stoneがかっこよかった。

・いまを生きる(2018/3/3) 7点/10点
ストーリー自体の構成は平易だが、一つ一つが難しい映画であった。何が正解なのかが分からない場面が次々と出てきた。人にはそれぞれ置かれている立場と価値観があり、それらの交錯によりコンフリクトが発生することを再認識させられた。死せる詩人の会の冒頭の詩は非常に良く、いつでも見返せるように俺の自由メモ帳に書き残そうと思っている。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2018/3/3) 7点/10点
友達に強く勧められて鑑賞。演技のことはよく分からないが、そんなド素人の俺でもディカプリオの演技が凄まじく感じた、特にレモンをキメた後。1年前に観た「マネー・ショート」と同じ類の作品かと思いきや、金融ではなくぶっ飛んだ生活にスポットライトが当たる点で全く異なっていた。

帝一の國(2018/3/5) 6点/10点
半年ぶりの邦画。友達に勧められて鑑賞。タイトルだけ観ると戦争映画か何かに思えるが、中身はコメディ。キャラが一人一人立っていて万人受けはしやすいと思うが、プロットとしては少し物足りなく感じた。

ラ・ラ・ランド(2018/3/6) 6点/10点
こういう映画が俺には合わないというのはあるかもしれないが、映画館の大スクリーンで観たらもう少し楽しめたかもしれない。全体的に好みではないが、最初の"another day of sun"のミュージカルシーンは良い。話の本筋とは関係ないが、セブのオープンカーがレトロで格好良かった。

・告白(2018/3/7) 8点/10点
期待以上の面白さであった。序盤から終盤まで展開が読めず、盛り込まれている要素が多かった。

トレインスポッティング(2018/3/8) 6点/10点
米国人の英語の発音とはかなり異なっていた点が気になった。ストーリーとしてはよく分からないが、映像として観ると飽きがない。気怠い雰囲気、失業保険で暮らす様、小汚さ、訛りの英語、世代、イギリスの中の地方という点が、俺にとって世界一のバンドであるoasisと多く共通点を持ち、その意味では親近感を感じた。

アメリカン・スナイパー(2018/3/10) 9点/10点
安堵できる場面が一つもなく終始緊張感がすごい。また安っぽい感動を訴えかける場面がなく、こういう映画にありそうな"これじゃない感"を最後まで感じなかった。

シン・ゴジラ(2018/3/11) 9点/10点
思った以上に面白かった。社会人・組織人向け映画なので、ゴジラシリーズを全く観たことのない俺でも十分に楽しめた。

・アンダルシアの犬(2018/3/11) 7点/10点
サルバドール・ダリも関わっているということで興味を持った。雑然としたイメージの断片であり、自分の体験としてそういった不条理をイメージすることはできても、他者のそれはなかなか中身を見ることができないので俺は楽しめた。