萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

納車

遂にSUBARU BRZを納車した。自家用車は首都圏に住んでいる限りは必要のないと断言できるが車に移動手段以上のものを求める俺にとっては月に何万円の維持費を払ってでも所有したいという思いがあった。

自分にとって初めてのマイカーにあたるため納車までの期間は常時車のことでいっぱいであった。納車待ちの期間は本当につらいもので、今回の車購入で大学の合格発表を思い出した。2月26日に受験が終了して発表の3月10日まで待っているの生殺しのような感覚に似ていた。映画「初恋のきた道」(原題:我的父親母親)では、ヒロインが憧れの男性を季節が巡る間ずっと待ち続けるわけだが、これを納車に置き換えると発狂ものである。実際、人気車を新車で購入する場合は数か月も待たなければならないのだが。

納車以後、毎夜意味もなくドライブ兼練習に出ているためMT車に対する慣れは出てきた。坂道発進は依然苦手であるが、それ以外の半クラシフトアップ・ダウン等々は概ね慣れた。坂道以外エンストはやらかさないので教習所時代よりは上手くなっている。というのも教習所時代は仮面浪人をしていた6年前まで遡り、その間マニュアル車の運転もほとんどしていないが、その時よりも駆動についての知識がついたため自動車を動かす際に論理的に操作できるようになったからだろう。あとは今まで数年間AT車でそれこそ何万キロも走ってきたので、AT車を乗っていたとは言え経験の蓄積もある。

シフトチェンジを面倒に感じることはあるが、スピードの調整がしやすく、エンジンブレーキが効き、加速時も自分のコントロール下にある=自分の意思がストレートに伝わるようで気持ちよい。パワーがないと言われるが、以前まで実家にあったコンパクトカーと比べれば全くパワー不足を感じない。

仕事で悩んでも疲れても、国道246号線や国道467号線を爆走すれば解決する。一人暮らしを始め新しい地に来て半年なので道を開拓する意味でも暫くの間は現住居周辺を巡航したいと思う。アルコールは運転の大敵であるので、酒とは縁遠い毎日になるだろう。