萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

7月上旬

数か月間における"違う環境"での仕事。現在の業務難易度は高いわけではなく、元々の職場から比べると仕事自体は楽になった。しかし新入社員として育ってきた環境を抜け出して、一人で新しい環境に飛び込み、役割を期待されて戦力として働くということに対しては幾ばくか内圧を感じざるを得ない。また、この1年3か月間はひたすら先輩社員から教えを乞う立場であったのだが、今は自分よりも上の人に教えるような立場になることもあり戸惑いを感じている。

この職場においては耳学問を大切にしようと心掛けているのだが、現時点での情報量は期待していたものと比べて少ないため、自分からもう少し積極的にコミュニケートしていかなければならない。

ブラジリアン柔術も期間限定で新しい環境で始めた。柔術はブランクがあるのでテクニックを思い出しながら取り組んでいる。やはり難しいと感じるのは、無数にインプットされていくテクニックを如何に身体に染み込ませて体得していくか、ということである。

スパイダーガードもクロスガードもハーフガードもデラヒーバもラッソーもXガードもベリンボロも一応何となくは覚えているものの技術として獲得したと言える段階までどれも達していないのが現状である。パスガードについては、感覚に依るところが大きく、俺の場合は立ち技的なパスガードになっていると認識しているため細かいテクニックを詰めていく必要性がある。

増量計画について。体重は毎日計測しているが、すべて載せると見にくいので推移を抜粋。夏場の柔道や柔術で日々大量にカロリーを消費しているため、簡単には太れないが少しずつ前進している。

7月1日 63.6kg
7月3日 64.4kg
7月4日 65.1kg
7月10日 65.5kg
7月12日 66.5kg


最近心を動かされた出来事が二つ。

一つ目はロシアW杯日本代表。サッカーには一切の興味がなく、代表戦も特に熱心に観戦することはなかった。しかし今回のW杯は、絶対にベスト8に進出する戦略と采配を駆使して強豪相手に善戦し、ベルギーを追い詰めたところまでいった。さらに今回のメンバーは平均年齢が高く、そのベテランたちが気迫と泥臭さで戦い抜いたことに感銘を受けた。

二つ目は中学生の柔道の試合を観に行ったこと。中学生にも知り合いは多く、中学の総体が近所で行われるということで試合をたまたま観戦しに行った。小学生の頃から知っている子が多いので、様々な面で成長を感じることが多々あった。一試合一試合を真剣に戦っている彼ら彼女らを観ていて、その純真さや健気さに羨ましさを覚え、同時に俺も二十代後半になり中高生に比べて明確に伸びしろが狭くなってきたため、むしろ中高生以上に一生懸命に打ち込まなければならないということを痛感した。